児童発達支援での支援内容
児童発達支援では障害のある子どもの情緒を安定させ、遊びを通じて表現力・創造力や他人とかかわる力を育む支援を行っています。
障害児本人への支援内容は以下の5つの領域に分かれていますが、相互に関連しあっています。
01
健康・生活
健康で安全な日常生活や社会生活を送れるよう、身の回りの清潔保持や食事・着替え・排泄といった基本的な生活スキルを身につけるための支援です。
健康状態の観察や発達・障害の度合いに応じたリハビリテーション(機能訓練)も行います。
02
運動・感覚
日常生活の動作の基本となる、姿勢保持や身体の移動能力の向上を目指す支援です。
遊びを通じて視覚・聴覚・触覚などの感覚を活用する支援も行います。 必要に応じて、眼鏡や補聴器などの活用についても支援します。
03
認知・行動
感覚を活用して収集した情報を取捨選択して、具体的な行動につなげる認知機能の発達を促す支援です。
空間・時間などの概念を形成したり、数や形・重さ・色などの違いを認識したりする支援も行います。
こだわりや偏食への支援など、適切な行動を促す対応も行います。
04
言語・
コミュニケーション
他人と適切にコミュニケーションを取れるように、話し言葉や文字・記号などを使った意思疎通を促す支援です。
障害や発達の特性に合わせて、手話や点字・やさしい表現といったコミュニケーション手段の活用についても支援します。
05
人間関係・社会性
周囲の人と安定した関係性を構築できるよう、愛着行動(アタッチメント)を形成する支援です。
遊びを通じて、社会性の発達や感情のコントロールを促す支援も行います。
将来の社会生活を視野に入れながら、集団に参加する際の手順やルールの習得についても支援します。
本人への支援に加えて、地域の中で同年代の子どもと仲間作りができるように、保育所や幼稚園・認定こども園・子育て支援拠点と連携して障害児の受け入れ体制を整えるなどの支援も行っています。
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